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指しゃぶり


私にも3人の子供がいますが、指しゃぶりについては次男がなかなかとれず、苦労した覚えがあります。親としてどのように対処すべきか、なかなか悩むところですよね。

 指しゃぶりに関しては、小児科医・歯科医など立場によって解釈がさまざまなのが現状です。小児科医においては、命の危険性があるわけでもなく、心理的影響を重視し見守る立場をとっています。それに対し歯科医は指しゃぶりによる不正咬合(開咬)を日々目の当たりににしているため、出来る限り早くやめさせたいというのが本音です。今回はある程度お互いのコンセンサスがとれている、年齢による考え方と対応についてまとめたいと思います。

幼児期前期(1歳すぎ〜3歳頃)
 3歳くらいまでの指しゃぶりは赤ちゃんの時の「吸う」という生まれながらの反射のなごりだと考えてよいでしょう。この時期の指しゃぶりは、発達期の生理的なものとしてとらえ、あまり神経質になる必要はありません。保護者の方はお子さまを温かく見まもりましょう。

幼児期中期(3歳〜5歳頃)「ちょっとしたきっかけでなくなる指しゃぶり」
 乳児期からの指しゃぶりが3歳をすぎても続いてる場合、幼稚園の入園などをきっかけに、やめることがあります。これは、子ども自身の友だちづきあいが広がり社会性がめばえ、いろいろなことに興味を示すようになるからです。赤ちゃんの象徴である指しゃぶりをしている姿を、お友達に見られたくないという意識もでてきます。このような子供自身の自覚が出てくると、指しゃぶりをやめる良いきっかけになります。また、家族に指摘されてもなかなかやめられない場合でも、歯科健診で歯科医に指摘されて、指しゃぶりをしなくなる子どももいます。
 保護者の方は、お子様の生活リズムを整え、外遊びや運動をさせてエネルギーを十分に発散させたり、手や口を使う機会を増やしてあげましょう。またスキンシップをはかるために昼寝や夜寝付くまでの間は、お子さまの手をにぎったり、絵本を読んだりして安心させてあげましょう。指しゃぶりをなくすためには、ご家族の方のやさしいはげましや、支援が必要になります。しかし、昼間でも頻繁に指しゃぶりをしている場合には、積極的なはたらきかけが必要となります。その場合次でのべる「頑固な指しゃぶり」への対応を参考にしてください。

幼児期後期(5歳〜6歳頃)をすぎたお子さまの「頑固な指しゃぶり」への対応
 乳児期からずっと続いている指しゃぶりは、発達期の生理的な指しゃぶりをやめるきっかけがなくなり、習慣になり残ってしまった場合が多いようです。長期間にわたる指しゃぶりは、歯並びなどに影響がでてきます。5歳頃までに指しゃぶりが除去されれば、発現した不正咬合は自然治癒(仮性治癒)することがあきらかになっています。
 この時期まで残った指しゃぶりは自然にはなくなりにくいため、積極的にやめさせるような働きかけが必要になります。
 長期間にわたる指しゃぶりや、一度やめた指しゃぶりが再び始まった場合、なぜお子さまが指しゃぶりをしているのか、原因をよく考えてみてください。生活環境などに問題がある場合、それを取り除く努力をすることにより、回数がじょじょに少なくなることもあります。
まず、お子さまがどのようなときに指しゃぶりをしているのかを、観察することが大切です。また、お子さまにストレスが大きいと思われるような事態がおこってないかどうかを、みつめなおしましょう。心理的にも環境的にも問題がない場合には、歯科医・矯正歯科医に相談し、トレーニングしたり、指サック・マニキュアなどをためしたり、矯正の防止機具を装着したりなど考えましょう。

 

おしゃぶりについて
 日本ではおしゃぶりの使用は、欧米諸国に比べ少ないですが、じょじょに増える傾向にあります。おしゃぶりは、幼児の習慣性口呼吸を予防し、正しい鼻呼吸を促すとともに指しゃぶりの発現を予防する目的では有効です。ただし、長期間使用すると指しゃぶり同様歯列不正の原因になるともいわれてますので注意が必要です。

 





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